2008年07月06日

帰省報告~ガン患研 講演編その2~

前回に引き続き、ガン患研 列島縦断講演 in 大阪の午後のプログラム報告です。

午後は船瀬俊介さんの特別講演からのスタートでした。

まずは、戦後日本のヨガの草分け的存在(らしい)の沖氏を取材したときの話から、人間には自然治癒力が備わっていると言うことを強調されていました。
沖氏は、病気になった人に「病気になっておめでとう」と言うそうです。
病気は体が健康に戻ろうとする現れで、治ろうとしているからだとか。
本当に不幸なのは、病気になれないヤツだと。

それから、19世紀までは自然治癒力を活かす自然療法(ナチュロパシー)を始めとした各種療法が共存していたそうです。
オステオパシー(整体)、サイコパシー(心理療法)、ホメオパシー(同種療法)、そして西洋医学の基となるアロパシー(薬物療法、あるいは対症療法、逆症療法)・・・
それが今ではアロパシーばかりが幅を利かせている。
それは石油メジャーの利権と手を組んだことに原因があるとか。
ちなみに船瀬さんが言う3大メジャーは、石油、金融、軍事で、これに国家権力を加えた4つが世界を動かしているとのことです。
船瀬さんの著書には、こういった話がいろいろ載っています。
でもそういう話はまず表に出ない。
それは、知人の日経新聞記者が言ってたという、「自分たちをジャーナリストと思うな、スポンサーの意思に反することは1行も書けないんだから」との発言からその理由がうかがい知れます。

で、その石油メジャー、製薬会社と国家権力、医者が手を組んだ形で行われてる欺瞞のひとつ、抗がん剤のデタラメについて、詳しく説明されました。
詳細は著書「抗がん剤で殺される」に出ていますが、例えば以下のような話:

  • 年間ガン死亡者33万人のうち、80%は3大治療の副作用(感染症など)で死亡してる
  • これは岡山大医学部のインターンの学生が調査した結果だが、学部長はこれを破り捨てた
  • 旧厚生省に電話取材したところ、技官の口からはっきりと聞いた:

       
    • 「抗がん剤で治せないのは周知の事実である」
       
    • 「抗がん剤は大変な猛毒である」
       
    • 「抗がん剤は強い発がん性を持つ」

  • 抗がん剤の医薬品添付文書には夥しい数の副作用と回避方法が書いてある(ショック死まで!)
  • 有効な回避方法は、使用を中止することだとか
  • マスタードガスで有名なイペリットも抗がん剤として認可されている

これらは元々抗がん剤の認可基準がデタラメなことから起きたことだといいます。
抗がん剤が認可される基準とは:

  1. 腫瘍の大きさが半分になる
  2. 1.が4週間続く
  3. 2.が20%の患者に効けばいい

実際は20%を割っても認可されるとか。
また、専門医の証言として、
「抗がん剤が無効な種類のがんが圧倒的に多い(もちろん有効といっても上記の基準をクリアするレベル)。ある程度有効なのは、子供の急性白血病、ある種のリンパ腫など。特に胃ガン、乳ガン、肺ガンなどほとんど無効。さらには転移、再発にも無効。」
だそうです。
医師にアンケートをすると、ほぼ全員が自分がガンになっても抗がん剤は使わないと答え、患者の自然療法を否定しておきながら自分の時は食事療法で治した医者もいるとか。

これらの話を通じて船瀬さんが述べたかったことは、
知らないことは悲劇であり、知識は自分を守るための武器である
ということです。

ではどうしたらいいかというと、船瀬さんが一番推すのは、とにかく笑うこと。
笑うとガン細胞と戦うNK細胞が増えるという研究結果が出ています。
悩みすぎ、働き過ぎ、薬の飲み過ぎを止め、笑い、食事を改め、体を温めるのが大事。
また食事は腹六分目がよく、動物実験ではカロリーを6,7割に抑えたら寿命が1.5倍に伸びたとか。
沖氏のこんなことばも紹介されていました
「空腹を楽しめ」
また、ゆっくりとした深呼吸も有効だそうです。

次に、市川式手当てを指導する市川先生と、手当てで末期の悪性リンパ腫から生還した近藤町子さんによる手当て実践講座が行われました。
今回は全身生姜罨法とビワ葉コンニャク罨法のデモンストレーションでした。

全身生姜罨法は、おろし生姜の湯につけたタオルをお腹など全身に当てるというもの。
私もやってはみるものの、すぐに冷えて取り替えが必要となり、気持ちいい時間の割に準備や交換の時間、手間が多くてなかなか長続き来ません。
しかし今回紹介されたガン患研考案の保温マット(寝袋のようなもの)を使うと、1回全身に生姜湿布を当てて30分マットにくるまれていればいいということで、これならば続けることができそうと感じました。
実際に施療された患者さんは20分程度で全身汗だくになっていました。

またビワ葉コンニャク罨法については、現在市川式ではコンニャクの代わりに外国製のホットパックを使っているそうです。
コンニャクに比べて、温まるのも早く、熱くなりすぎないそうです。
何度も使えるのと、臭いがつかないのも利点ですね。

実際に市川式手当ての講習に来た患者さんで、腹水やむくみがひどくて常に夫の付き添いが必要な方がいたそうですが、2ヶ月後には腹水もむくみも取れて自分一人で歩けるまで回復したそうです。
このように手当ては、緊急時も病院に駆け込むことなくすぐ実行でき、全く副作用なしで、体に優しい、自然治癒力も高めるといった、利点がたくさんあります。
後は手間を惜しまず続けることですね(自分の問題として・・・)。

次の基調講演第2部の前に、特別プログラムとして治ったさんバッジ授与式が行われました。
何度聞いてもこの治ったさん認定証の文面はウルウルときます。
この日もけっこうヤバかったです・・・
川竹さんはいつも読み上げるとき、文面を食い入るように見ながら読み上げます。
もうとっくに暗唱できるそうですが、治ったさんを見てると自分もウルウルきてしまうので、必死に見ないようにしてるそうです。

そして川竹さんの基調講演第2部。
ガンは良くできた病気だそうです。
それは、心臓病、脳卒中などは反省する暇がないことも多く、逆にガン以外の慢性病では危機感も薄く、これまた反省できない。
これに比べてガンは、間違えば命の危険がありながらもすぐには死なない、ただし無思慮に3大治療を受けなければだが・・・
で、5年、10年、15年と経つにつれ、ますますガンになって良かったと思えるようになる、とのことです。

一方で反省もせず3大治療だけで20年(一見)元気な人もいるそうですが、その人は主治医に依存してて、主治医が転勤になると自分も引っ越し、常に再発・転移を恐れているそうです。
これで病み得と言えるでしょうか。

ガンからその原因、そして解決法、治療法を探るようになり、さらにはガンになった意味を探るまでになる。
その読み取りの深さが深くなるほど、人生も深くなるとのことです。

真面目に前向きに生きていれば生きているほど、壁にぶつかります。
そんなとき人のせいにせず、自分が源と考え対処していくことが大事だとおっしゃっていました。
ガンは専門家に任せるという人がいますが、果たして専門家とはどういう人をいうのでしょうか?
専門家とは問題を解決してくれる人。
では医者が専門家でしょうか。
がんセンターの歴代総長がガンで亡くなっているのに?毎年33万人も死なせてるのに?自分がガンになったら、「ついに自分にもガンが・・・」と諦めたり、自分には違う方法を用いると言ってるのに?
むしろ治ったさんのほうが問題を解決しているのではないか?
雨漏りを修理する大工さんが、自分の家が雨漏りして「とうとう私のところにも来るべきものが・・・」などと悲嘆しますか?
患者ひとりひとりが自分の体の専門家となり、知識をつけ、実践していくことが一番大事ではないでしょうか。

といったことが述べられていました。
一日を通して一番伝わってきたメッセージはやはり、
知識がないと不幸になる、知識は自分を守る武器である、現実から逃げても現実は見逃してくれない、凡事徹底する人が治る人
といったところでした。

なお、最後は恒例の治ったコール。
帰省報告~ガン患研 講演編その2~帰省報告~ガン患研 講演編その2~
みんながみんなのために声が続く限り、「○○さんは、治る、治る、治った~、おめでとう~」と叫び続けました。
そうすることで自分の潜在意識にも刷り込むことができます。

こうして長くて短い一日のプログラムが終了しました。
この場にいて3大治療に依存してるばかりの人たちが1人でも多く公正な知識をつけ(今のメディアや医者から得られる情報は公正とは言えない)、あくまで自分の意思でこれからの方針を決断し、それを続けていってほしいと思います。
勉強した上で抗がん剤を選ぶのなら最早何も言いません。
でも「抗がん剤で殺される」で学び、その内容を裏付けるように悪性リンパ腫の身内が勉強した上で抗がん剤治療を選択し、体力が低下し、肺炎で亡くなったという話を実際にご家族から聞いているので、私はとても抗がん剤は選べません・・・
それ以前に、データという一見理性的で科学的に聞こえるものに振り回され、自分の感性を信じられず、億劫だったり真実を知るのが怖いという理由で勉強することを怠り、凡事徹底しない理由を探すことにだけ一生懸命になり、それでいて自分の命を赤の他人に委ねるようであれば、お節介でもいろいろ言いたくもなります。
だって病気が発覚した頃の自分がまさにそうだったから。
今でも凡事徹底についてはできていませんが、少なくともそれの理由を外に求めることなく、その結果はいずれ体に現れるので自分が源として受け入れ、修正していこうという覚悟はあるつもりです。


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Posted by うふどぅ at 16:40│Comments(0)帰省
 
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