2009年08月06日

芸能人の訃報で思うこと

入院しているとけっこうな時間テレビを見てます(在宅療養でもそうですが)。

芸能ニュースなどを見てると、芸能人の訃報が報道されますが、いつも死因はガンですね・・・
ここのところガン以外の死因を聞いた覚えがありません。
先日も若くして乳ガンで亡くなった川村カオリさんのニュースがあったばかり。

いつもそのとき耳にするのは、手術、抗ガン剤、放射線治療をして元気になったものの、数年後再発、転移を繰り返し・・・といった話。
Weller Than Well患者学を学んでる立場からは、民間療法などの情報に触れる機会はなかったのだろうか、といつも思います。
川村さんの場合、ブログを見ると実にたくさんのファンの方々が色んな情報をコメントされています。
コメントにはガン患研を紹介するものもありました。
でも彼女は最後まで抗ガン剤治療を受けていた・・・
もちろん彼女なりの決断なので、他人がとやかく言うことではないですが、ブログの内容を見てると、治療に前向きな希望を抱けていない様子が感じられました。
余命宣告を受けて、あくまでその枠の中で生きようとして、最後までその枠を取り払おうとしなかったように思えます。

実際はどうだったか分かりませんが、彼女がWeller Than Well患者学のような考え方を受け入れていたら結果はどうだったんだろう、といつも考えてしまいます。
一般的にはなるほどと思うことはあっても、ある程度進行していて標準治療から離れる勇気が持てずにそのまま続けてしまうという方が多いようですね。
運命は出会いまでとも言いますが、まさにその出会いをどう活かすかが後の人生を決めるんだと感じました。
私もその恐ろしさを深く知る前に、抗ガン剤から距離を置くことができた出会いに感謝しています。


ところで、テレビではしきりに早期発見が大事と言っていますが、あれは場合によっては逆効果じゃないかと思うこともあります。
まず、ガンへの恐怖故に早期発見に躍起になってるとして、潜在意識にはその恐怖心が強く刷り込まれてしまいます。
そして初期ではない患者にとっては、自分は初期ではないから助からないんだ、という暗示にさえなります。
あるコメンテーターは、川村さんが検診を疎かにしていたからだ、などと実情も知らずとんでもないことを言っていました。
早期発見だろうが進行してからの発見だろうが、生活を見直し、生き方を見直すことが一番大事なんだと思います。
そしてそれは「まだ」ガンになっていないあなたにとっても言えることですよ・・・なんちゃって。



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Posted by うふどぅ at 14:06│Comments(0)雑談
 
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