2008年12月26日

詳しい話(症状と原因)

さらに話は続きます。
10日ほどで峠を越え、鎮静剤での眠りから覚め、入院2週間で記憶もはっきりしてきました。

では、何故息苦しく、ぼーっとしていたのかはてな
この辺は未だに確定していないのですが、はっきりしている症状としては、

  • レントゲンで肺が過膨張している(十分に息が吐けていない)
  • 血液中の酸素が少なく、逆に二酸化炭素が溜まっている

といったところです。
つまりは換気が不十分で、酸素と二酸化炭素のガス交換が十分にできていないということです。
喘息や肺気腫などで同じような症状があるそうですが、レントゲン、CTでその陰は見られません。
そこでこれらの傍証から、閉塞性細気管支炎が疑われています。
これは、気管支より更に末梢の細気管支の炎症で空気の通り道が狭くなり、呼吸がしにくく換気も悪くなったと考えられます。
ただ、これを確定させるには肺をけっこう大きく切り取って、顕微鏡で確認する必要があるそうです。でもすでにその疑いで処置しているので、高々病名確定させるのに肺を切り取るなんてする意味ないです。

この閉塞性細気管支炎、小さな子供はけっこうかかる病気だそうですが、大人の場合は稀で、症例が少ないそうです。
従って原因も、ウイルス感染、アレルギーなどいろいろ考えられるようです。
タバコや加齢はよく肺疾患の原因になりますが、私の場合には当てはまりません。
主治医は、悪性リンパ腫により免疫異常が起こって発症したのではないか、と見ています。
だから抗ガン剤をしたほうが、という論法で攻められますが・・・
しかし前に報告した通り、お手当てで胸水もなくなり、腫瘍も縮小したんだから、わざわざ抗ガン剤をする意味はありません。
更に免疫を叩いても仕方ないですから。

ということで、(医者から見たら)奇跡的に回復して、酸素を補助的に供給すれば数時間限定ですが自力での呼吸もできるようになり、普通の食事ができるようになりました。
もちろんこんなふうにブログを書いたりと、呼吸以外は特に問題がない状態です(長期入院で歩けないほどの筋力低下はありましたが)。



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Posted by うふどぅ at 15:58│Comments(0)健康
 
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