2007年11月08日

一日集中基礎セミナー

11/6(火)は本来の帰省の主目的だった、ガン患研の一日集中基礎セミナーでした。

このセミナーでは、これまで参加したのと少し違って自分がガンになった原因を
考えてみるといった実習を伴うものです。

会場では代表を囲むように円形に椅子が並べられ、座談会といった感じでした。

最初のプログラムは分かち合い。
3人1組になって自己紹介、ガンの原因などを話すというものです。
ここでは質問、聞き直しなどで話がそれるのを禁じています。
そうして3人がそれぞれの環境を分かち合いました。
マクロビオティックで治したものの、油断から再発された方、父の肺ガン死や
家族との関係からガンになった方と分かち合いました。
やはり同病者同士だとお互いの苦労などが想像でき、同時に自分の苦労も
理解してもらえた感があります。

次は実際にガンを治してWeller Than Wellを実現された方々の例から
治すのに何が必要かを考える実習です。
そこから導き出された答えは、というか川竹代表が多くの「治ったさん」や
治らない人たちの違いから見つけた答えは、治療法として何をするかは
問題ではなく、それにどういう姿勢で取り組むかこそが治るかどうかの
分かれ目であると言うことでした。
誰もが、劇的な「治ったさん」でさえも、初めはガンが治ると評判の
健康食品や、治療法、療法士漁りをするそうです。
しかし「治ったさん」は次第にそういうものに終始するのではなく、
生き方を変えることが大事なのだと気づいたそうです。
気づいた人から治っていくと。
だからこそ、3大治療で対症療法に終始していてもガンが「原因」で亡くなる
人が減らないんでしょうね。
もちろんガンになったこと自体がショックで、治療後に生き方を変える方も
少なくはないと思うので、3大治療だけで再発しない人もいますが、多くは
ガンの「生き方を変えよ」というメッセージを聞き流し、亡くなったのかも
しれません。

次はマインドマップによるガンの原因探りでした。
マインドマップとは、中心に思考のテーマを据え、放射状にキーワードを
記したものです。
それにより文章や箇条書きと違って順序がなく、ニューロンネットワークが
広がるように関連項目がつながることで思考に制約加えることなく、思いつく
ままに記すことができます。
「私は何故ガンに?」を中心に、「食事の乱れ」「ライフスタイルの乱れ」
「心の持ち方の乱れ」「その他」のキーワードを設定し、各自が原因と
思われるものを記していきました。
その場ではあまり時間が割かれなかったので完成はしませんでしたが、
あまり考え込まず、何度も作り直すことが大切なので、同じ要領で普段から
原因を考えるようにとのことでした。
実際書いていると、キーワードから考えが次々に派生し、「そういえば
こんなことも・・・」といった感じでいろいろ出てきました。
特に食事、ライフスタイルについては客観的なことだし、1年間考えてきた
ことなので、いろいろ挙がりました。
心の持ち方についてはもう少しじっくり考え、思考が広げる必要が
ありそうですが・・

昼食時、我々の隣に川竹代表が座りました。
1月のセミナーや9月の患者学ワールドで少しお話させていただいたことから、
顔を覚えていただいたようです。
もっとも、(うちなー顔の!?)妻の顔のほうが印象にあったようですが。
そこで少し話をさせていただきましたが、話は手当てなどの自助努力の状況
に終始しました。
やはり自助努力の量が「治ったさん」に比べて全然足りていないとのことで
お叱りを受けました。
また、なかなか続かない理由について、実感できる結果(体が軽くなる、
息苦しさがなくなるなどの体感性のもの)がなかなかないので挫折しやすい、
と話すと、検査結果で悪くなった部分もあるがわずかに小さくなった箇所も
あることから、結果がないことはないじゃないか、と諭されました。
確かに悪い面にばかり目がいきがちなので、それは正さないといけないですね。

午後からは各人が事前に書いた質問カードに代表が答えていくというもの。
いろんな悩みが挙げられましたが、個人的には「いのちの田圃」に回答が
書かれているものが多かったと感じました。
質問者の「でも・・・」「いや、私の場合は・・・」といった反論まで
「田圃」に書かれているとおりなので、けっこう人が考えることは似通った
ところがあるんだなと思いました。

これらの質疑応答を通して、食事の乱れやライフスタイルの乱れなどの直接的な
ものは全て、生き方を変えることで改善されるということを教わりました。
例えば甘いものが手放せない、大食をしてしまうというのは、ストレスが
原因のことが多く、その原因となる生き方、仕事ができることを認めさせたい、
誰にも好かれたい、といった無理を排除すれば自然に収まる、といった具合に。
だから逆にただ肉食をやめて玄米菜食にしてみました、というのでは効果は
薄いのでしょう。
でも一方で実際に生き方を変えるには、そういった生活習慣を地道に、徹底的に
変えていくことで実現されるということも強調していました。
つまり、いいと聞いたから玄米菜食をする、手当てをする、ではなく、これで
絶対に治すんだという思いと態度で取り組んで初めて生活習慣が改まり、
生き方も変わってくるということです。

ちなみに私の質問は、考えがまとまらなかったこともあり、昼食時に代表に
話した内容そのものでした。
もっとも実際は、昼食前に質問を書かせて集めていたので先行して質問していた
というところでしょうか。
結果として厳しい言葉をもらいました。
3大治療が欠陥だらけとはいえ、何十年もの間、多くの人たちの知恵を集めて
できたものを否定するのだから、生半可な努力で覆せるものではないと。
元々気を引き締め直すために参加したので、来た甲斐があったというものです。

まあちょっとだけ言うと、体に感じる効果というものが出てこないことが多く、
それで手当てを挫折することが多いので、どういう心の持ち方で継続して
いけばいいかということが質問の主旨だったんで、続けるコツが知りたかった
んですが・・・
昼食の話での結果というのは2ヶ月ごとにしか出ないので、それを頼りには
しにくいものでして・・・

最後に5つの誓いを立てました。
これから1ヶ月間取り組む項目です。
参加者は10日ごとに自己採点し、感想をガン患研に送り、代表がフォローして
くれるそうです。
私はまず基本的な事柄を挙げました。

  • 毎日6時に起きて1時間ウォーキングする。
  • 夜10時には就寝する。
  • 食事は一口100回以上噛み、間食はしない。
  • 妻がしてくれたことに対し、手を抜かず感謝を込めて「ありがとう」と言う。
  • 毎日最低限の手当てを行う。

他愛のないことかもしれませんが、凡事を徹底することから生き方を変えていく
必要があると思います。
でも手当てはともかく他の4項目、できていない人も多いのでは!?

帰省中は解禁週?としていたので、食べるものに関しては沖縄に戻ってから
制限することにしています。
もちろん無制限に食べることはしませんが・・・

何はともあれこのブログを読んでくださってる皆さんにも宣言したことになるので、
しっかり徹底していきたいと思います。



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Posted by うふどぅ at 12:23│Comments(0)健康
 
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