2007年10月15日

日本のお米を食べよう

昨日のNHKスペシャルで米の特集をしていました。

現在、日本の食糧自給率はなんと39%!?
しかもそれは米が下支えしての数字です。
その米も今やアメリカや中国などがコシヒカリなどを生産し始め、輸入米に
押され始めています。

その原因はやはり価格競争。
安さばかりを求めた結果、食の安全や自給率低下を招いています。
最近やっと中国産の恐ろしさが認識されてきましたが、実際中国では
知識もなく多量の農薬を使ったりする農民が多いそうです。
しかも自分たちにも害があることすら知らずに手づかみで扱ったりも
しています。
もちろん全ての農業製品が無茶苦茶だとは思いませんが、確認の
しようがないこと、日本人が考える以上にモラルがない国であること、
いくらでも袖の下が通用する汚職国家であること、おまけに輸入業者の
モラル低下による産地偽装の増加から考えると、全中国産食物を拒否
するのが一番安全だと思っています。
アメリカ米にしてもポストハーベストが懸念されます。

またややこしいことに、普段お米を買うときには国産米を買っていたとしても、
工場に卸している弁当会社や食堂、レストラン、コンビニ弁当などで安さから
中国米などの導入が進んでいます。
これからは嫌でも中国米を食べさせられるようになっていくでしょう。
たった数十円のために長期的に体を蝕む毒物をため込むことになるわけです。
我々の寿命はたった数十円、数百円で買えるものですか?

また、日本人の米離れが進んでいるそうです。
30年ほど前に比べて半分ほどになっているようです。
食の欧米化でパンやパスタなどで済ますことが多くなったからでしょう。
また一時期、ノンカーボンダイエットというトンチンカンなダイエットがはやったりも
しました(こういうのは流行と一緒で一時期のダイエット効果があるだけで、
長い目で見たら決して体にいいものではないと思います)。

日本人は何千年も米を食べてきました。
その歴史は確実にDNAに書き込まれていて、体のつくり自体が米用にできています。
しかし小麦粉など製粉したものは吸収が良すぎて血糖値の上昇が早くなったりと、
日本人が主食にするには向いていないようです。
今の若い人たちは小さい頃からパン食が多いから、体がそれに適応するのでは?
と思えたりもしますが、生活習慣病の若年齢化現象を見てもそんなに早く対応できる
ものではないのは明らかです。
薬で全然治らないアトピーなども、食生活を和食中心に修正したらすぐ治ったという
ケースが多いようですし。
有名なマクガバンレポートでも、生活習慣病がほとんどなかったハワイの日系
移民1世に対し、2世、3世となるにつれ明らか生活習慣病の罹患率が増えた
ことを報告しています。

日本人は日本食から離れることはできないと考えるべきでしょう。
寿命を削るか、寝たきりで長生きするかしてでも欧米化したければ止めませんが・・・

さらには日本ほどの低自給率は、先進国ではありえないことです。
おおむね100%以上、もしくは8,90%が普通です。
先進国の国家戦略として、国民の主食は絶対に維持するのが当たり前だそうです。
輸入先を分散させれば大丈夫という意見がありますが、そもそも人口問題、温暖化などが
取り沙汰されている中、世界的な干ばつなどが起きたら、どうするんでしょうか?
輸入代金として外貨を稼ぎ出している一部大企業がいつまでも外貨を稼ぎ出せる
保証はあるのでしょうか?

個人では何も変えれませんが、気持ちだけでもと思い、食材はできるだけ国産を
選びますし、加工食品も国産材料を使っているものにしています。
外食もできるだけ材料にこだわった、自然志向のお店に絞りたいと思っています。
ひいてはそれが自分の身を守るためですから。


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Posted by うふどぅ at 21:07│Comments(0)健康
 
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