2007年09月11日
油を変えましょう
先日、本屋でこんな本を見つけました。
病気がイヤなら「油」を変えなさい!―危ない“トランス脂肪”だらけの食の改善法
トランス脂肪を始めとした油に関する話です。
トランス脂肪(Trans Fat)ってご存じでしょうか。
製油過程で発生する異常で不健全な結合の"狂った脂肪酸"のことだそうです。
これについてはすでに結構話題になっており、アメリカでは来年までに食品に
トランス脂肪が含まれないように義務づける法律が施行されています。
輸入物のお菓子などの成分表を見ると、"Trans FAT 0g"と書かれている
ことが分かります。
これが義務づけられているんですね。
韓国でも来年トランス脂肪を制限する法律が施行されるとか。
このトランス脂肪、高温処理されると発生するそうで、食用油の生成過程でも
発生しているそうです。
使い古しの天ぷら油にも発生しています。
また、常温で液体である植物油脂を固体化したマーガリンには水素添加という
技術が使われているそうですが、これがまた一層トランス脂肪を増やすようです。
トランス脂肪が紛れ込むと、細胞に対して栄養、老廃物の出し入れをしている
細胞膜に影響を与え、働きを狂わせるそうです。
こういったことからガン、心臓病、糖尿病の発生リスクを高めているとのこと。
当然脳細胞でも同じ事が起きると考えられ、キレやすい、忍耐力がない子供が
増えた一因とも考えられています。
マーガリンは、
動物油脂のバターと違って植物油脂だから健康によい
などと謳われていましたが実際には、
長期間放置していても常温でも溶けない、腐らない、虫も寄りつかない
顕微鏡で見てみると、プラスチックと構造が似ている
常温で液体の植物油脂を工業的に変性させ固体にしたら、血液中でも固まるのでは?
ということだそうです。
結局自然界に存在しない成分なので、体にいい訳がないということです。
私が小学校の頃はパンにはいつもマーガリンがついていましたが、今考えると
空恐ろしいことです・・・
また、マーガリンと同種のものにショートニングというものがあります。
これはお菓子などサクサク感を出すために使われるそうですが、これもトランス脂肪を
多く含みます。
そして驚くことにクッキーなどの店頭に並ぶ菓子類のほとんど全てに使われています。
試しにコンビニなどで確認してみて下さい。
マーガリン、ショートニングが使われていないお菓子を探す方が大変ですから。
つまりは子供の頃からマーガリン、ショートニング漬けだったというわけです。
このショートニング、米国系ファーストフード店のほとんどで使用されているようです。
衣がサクサクとしているのはショートニングのお陰なんですね。
そして本国ではトランス脂肪の危険性が叫ばれて、マクドナルドなどはショートニングの
使用を中止しました。
一方で日本ではこの問題は取り上げられず、日本のファーストフード店も日本人の
消費量はアメリカ人ほどではないから問題ない、と言い訳して今も使い続けています。
でもハンバーガーにポテト、チキンと注文すればすぐに基準値を超えてしまいます
(基準値はWHOが発表したものですが、摂るとしても最悪ここまで、という意味で、
被爆線量みたいなものですね)。
それに朝食でパンにマーガリンを塗ったり、市販のクッキーなどをおやつに食べれば
どんどん量は増えていきます。
酒やタバコさえ禁止しないアメリカが禁止するトランス脂肪を、日本政府はまったく
野放しということです。
考えてみれば戦後、スタミナをつけるのには肉だ、とか、カルシウムを摂るのに
牛乳を飲め、とか、給食ではパンが増えたりと、デタラメな情報、政策が多いですね。
まあ、アメリカの余剰小麦や脱脂粉乳などを押しつけるための圧力だったと
言われてますが・・・
いずれにせよ日本は栄養学後進国ということです。
ガン予防にいいのは和食だ、とアメリカから教えられるくらいですから・・・
またこの本では、脂肪が溜まりにくいと宣伝している油も批判しています。
基本的に油は元々生鮮品であり、酸化しやすく、高温処理でトランス脂肪が増えやすい
ものです。
脂肪が燃えやすい、コレステロールが溜まらないという成分自体、体への悪影響が
懸念されているそうです。
他にもオメガ3、6、9系などにも言及していました。
結論としては、
うちではコールドプレスのエキストラバージンオイルを使っています。
高くつきますが、そもそも油の使用は控えめにすべきなので家計への影響も
抑えられますし、ただ安いもの、不自然に加工されたもので体が壊されるのは
もうコリゴリですから・・・

トランス脂肪を始めとした油に関する話です。
トランス脂肪(Trans Fat)ってご存じでしょうか。
製油過程で発生する異常で不健全な結合の"狂った脂肪酸"のことだそうです。
これについてはすでに結構話題になっており、アメリカでは来年までに食品に
トランス脂肪が含まれないように義務づける法律が施行されています。
輸入物のお菓子などの成分表を見ると、"Trans FAT 0g"と書かれている
ことが分かります。
これが義務づけられているんですね。
韓国でも来年トランス脂肪を制限する法律が施行されるとか。
このトランス脂肪、高温処理されると発生するそうで、食用油の生成過程でも
発生しているそうです。
使い古しの天ぷら油にも発生しています。
また、常温で液体である植物油脂を固体化したマーガリンには水素添加という
技術が使われているそうですが、これがまた一層トランス脂肪を増やすようです。
トランス脂肪が紛れ込むと、細胞に対して栄養、老廃物の出し入れをしている
細胞膜に影響を与え、働きを狂わせるそうです。
こういったことからガン、心臓病、糖尿病の発生リスクを高めているとのこと。
当然脳細胞でも同じ事が起きると考えられ、キレやすい、忍耐力がない子供が
増えた一因とも考えられています。
マーガリンは、

などと謳われていましたが実際には、



ということだそうです。
結局自然界に存在しない成分なので、体にいい訳がないということです。
私が小学校の頃はパンにはいつもマーガリンがついていましたが、今考えると
空恐ろしいことです・・・

また、マーガリンと同種のものにショートニングというものがあります。
これはお菓子などサクサク感を出すために使われるそうですが、これもトランス脂肪を
多く含みます。
そして驚くことにクッキーなどの店頭に並ぶ菓子類のほとんど全てに使われています。
試しにコンビニなどで確認してみて下さい。
マーガリン、ショートニングが使われていないお菓子を探す方が大変ですから。
つまりは子供の頃からマーガリン、ショートニング漬けだったというわけです。
このショートニング、米国系ファーストフード店のほとんどで使用されているようです。
衣がサクサクとしているのはショートニングのお陰なんですね。
そして本国ではトランス脂肪の危険性が叫ばれて、マクドナルドなどはショートニングの
使用を中止しました。
一方で日本ではこの問題は取り上げられず、日本のファーストフード店も日本人の
消費量はアメリカ人ほどではないから問題ない、と言い訳して今も使い続けています。
でもハンバーガーにポテト、チキンと注文すればすぐに基準値を超えてしまいます
(基準値はWHOが発表したものですが、摂るとしても最悪ここまで、という意味で、
被爆線量みたいなものですね)。
それに朝食でパンにマーガリンを塗ったり、市販のクッキーなどをおやつに食べれば
どんどん量は増えていきます。
酒やタバコさえ禁止しないアメリカが禁止するトランス脂肪を、日本政府はまったく
野放しということです。
考えてみれば戦後、スタミナをつけるのには肉だ、とか、カルシウムを摂るのに
牛乳を飲め、とか、給食ではパンが増えたりと、デタラメな情報、政策が多いですね。
まあ、アメリカの余剰小麦や脱脂粉乳などを押しつけるための圧力だったと
言われてますが・・・
いずれにせよ日本は栄養学後進国ということです。
ガン予防にいいのは和食だ、とアメリカから教えられるくらいですから・・・
またこの本では、脂肪が溜まりにくいと宣伝している油も批判しています。
基本的に油は元々生鮮品であり、酸化しやすく、高温処理でトランス脂肪が増えやすい
ものです。
脂肪が燃えやすい、コレステロールが溜まらないという成分自体、体への悪影響が
懸念されているそうです。
他にもオメガ3、6、9系などにも言及していました。
結論としては、
- 油は生鮮品であり、新鮮な物を早めに使い切るべき
- 加工した油は例外なく酸化しており、トランス脂肪も発生している
- オメガ6系(なたね油など)は極力減らして、オメガ3系(青魚の脂など)を積極的に摂る
- 自然の油を使用する(亜麻仁油、オリーブオイルなど)
- オリーブオイルはエキストラバージンで、かつ以下の条件を満たす物を使う
- オーガニック
- 低温圧搾(コールドプレス)
- 自社瓶詰め
- オーガニック
- 天ぷらなどは、自然の油でもトランス脂肪が発生するので極力控える
うちではコールドプレスのエキストラバージンオイルを使っています。
高くつきますが、そもそも油の使用は控えめにすべきなので家計への影響も
抑えられますし、ただ安いもの、不自然に加工されたもので体が壊されるのは
もうコリゴリですから・・・
Posted by うふどぅ at 00:01│Comments(0)
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