初めての外出

うふどぅ

2009年04月29日 14:08

昨日は帰郷前最後のCT検査を受けに、南部医療センターに行ってきました。

本当は3月始めに受ける予定でした。
当日出発しようと、酸素の供給元を酸素濃縮器から携帯用ボンベに切り替え、玄関先まで歩きました。
しかしそれだけで酸素飽和度が80%を割り込んでしまったのです。
外出どころではないということで、検査はキャンセルしました。

ちなみに酸素飽和度とは、血液中のヘモグロビンが酸素と結合している割合だそうです。
要はどれだけ酸素を取り込めているかを表し、90%以上は必要なんだそうです。

で、それ以降妻が忙しくてしんどそうだったのもあって、なかなか踏ん切りがつかず、やっと昨日の受診に至ったというわけでした。

ところで、3月のときはそんなに状態が悪かったのかというと、全くそんなことはなく、単なる操作ミスでした。
通常酸素を毎分2.5リットル流していますが、ボンベの目盛りの読み違いで0.25リットルにしていました。
これじゃあ酸素飽和度が下がるのも無理ないですね…

で、昨日は退院後初めてマンションを離れての外出となりました。

呼吸不全患者の外出はとにかく大変です。
最近はすごくコンパクトになったそうですが、人工呼吸器はバッテリー込みで8kgほど。
酸素ボンベもあるし、タンの吸引器とそのための小道具、緊急時の手動式人工呼吸器なども持って行きます。
自前の車イスがあれば小物の収納などもあるでしょうが、うちは病院のを借りるのでほとんどを手持ちです。
なので、付き添いは3名必要でした。
今回は妻と義父と訪問看護師さんの3名です。

移動、待合室、検査など各場面で起きることの多くが初体験で、想定外のことも少なからずありました。
でも同行していただいた看護師さんが頼もしく、とても安心感がありました。
家族だけだとパニクって倍疲れたと思います…
検査を受けるまで、検査結果はどうなるんだろうと気を揉む余裕すらありませんでした。

ともかく何とか初めての外出をクリアできました。


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