まとめの記事でも書きましたが、タンが多いです(>_<)
タンは肺や気管支などで分泌され、異物を絡めとって出す働きをします。
普通少量が分泌されるだけですが、細菌に感染したりすると大量に分泌されます。
気管切開してると常に気管を刺激するため、ある程度はタンも増えるそうですが、私の場合は明らかに多すぎです。
気管切開してカニューレを挿入してるとタンの吸引が必要となります。
〈カニューレ〉
吸引は吸引カテーテルという細いシリコン製(?)の管をカニューレに突っ込んで、ポンプで吸い取ります。
タンの吸引は普通1,2時間おきに看護師や家族が行うことが多いようですが、私は普通に動けるので自分で行います。
寝たきりだとあまり頭も動かさないので(人工呼吸器に押さえつけられ動けないともいう)、タンがある程度溜まっても影響ありません(たぶん)。
しかし起きたり動いたりしてると、気管に挿入された管(カニューレ)が動いて呼吸とともに気管の内壁にあったタンが出入りして刺激され、咳き込みます。
なので動くたびに吸引が必要になります。
今では時には5~10分おきに吸引したりもします。
また、毎回感染予防のためアルコール綿で拭き取ったりする必要があり、これもうっとうしいです。
そんなわけで、通院やリハビリで少し歩くのにも、吸引器と付随する小物を常に持参する必要があり、大変です。
また、同じ姿勢だと気管支にタンが溜まって息苦しくなるので、姿勢を変えたりして流してやる必要があります。
体を起こしたままだと肺の下の方に溜まり、仰向けのままだと背中の方に溜まります。
また、安静にしすぎても呼吸が緩くて奥から流れ出にくいです。
吸引を怠ると、粘りが強くなって吸引しにくくなったり、菌が繁殖して感染症を起こしたり…
更には、気管支の入り口付近に溜まると呼吸の度にゴボゴボいって、カニューレの管と気管をタンが行き来して刺激し、咳き込みます。
しかも場所が深いのでカテーテルを深く入れることになり、ひどくむせます。
これがあるせいで、あまり長い時間体を起こしていられません。
そのためベッドから長時間離れられません。
なんとか楽に克服するコツを探しているところですが…
こんな感じで2年を過ごしてきました。