チベット動乱

うふどぅ

2008年03月16日 17:05

今、チベットが騒がしいみたいですね。

中国の軍隊が1951年に「解放」と自分勝手な言い分でチベットに侵攻して以来、
チベットの人たちは独立、せめて高度な自治を求めて戦ってきました。
しかし圧倒的な力と陰湿な手法で民族浄化を進める中国共産党の前には
無力です。
今回の暴動も、デモをする僧侶に対する中国警察の暴力による弾圧が原因の
ようです。
【記者ブログ】チベット暴動の悪夢再び!五輪どころじゃねぇ! 福島香織

■今、ラサの友人とチャットしています。14日、街は中国系商店などが
焼き討ちにあいました。この日の午後7時ごろ、娘熱路と2環路の交差点
あたりで、衆人環視の中で3人のチベット族が撲殺されたそうです。誰に
殺されたの?「そんな怖いこと聞かないで!私はここで生きていかねば
ならいの!」。パソコンに浮き出る英語の文章を見て、自分の愚かさを
恥じました。恐怖を抑えながら、チャット必死で現地の様子を私に
伝えてくれる彼女を、神様仏様、どうかお守りください。。

また、ニュースでは何故か伝えないが、こういう情報もあります。

チベット民衆を銃で水平撃ち、三十人を虐殺
世界で一斉に中国批判、北京五輪ボイコットの声があがる

 十日のチベット民衆蜂起49周年日にはなにかがおこるとして中国人民解放軍、
人民武装警察、公安などが、特別の警戒態勢に入っていた。
 ラサ市内中央にあるジョガン寺付近はもっとも緊張感に溢れ、暴動は一触即発で
起きる。

中国人観光客は、チベット仏教をあざ笑うかのように、わざと寺の周囲を反対方向に
回るからだ。
 周辺には多くの名刹、小さな寺々が密集し、僧侶が多い町である。
“聖なる都”を象徴するポタラ宮殿前は集会禁止、クルマの乗り入れ禁止の措置が
とられていた。

 それでも民衆の怒りは爆発した。
 武力侵略と苛烈なる支配に半世紀を耐えて、あまりに横暴な中国の遣り方に反発
するチベット人は漢語でいう「西蔵自治区」ばかりか、となりの青蔵省、四川省北部に
多くのチベット族が居住しており、一斉に抗議行動が行われた模様。

 新華社は「ダライラマ一派、分裂主義者の策動」などと言って、死者十人とした。
 ダライラマ政府(インド)は、死者30名を確認、ほかに100名の血の犠牲がでた
懼れがあり、調査中とした。
 世界では一斉に抗議行動がおきている。日本でも中国大使館前に多くのデモが
押し寄せ、六本木駅、広尾駅などが警戒態勢に入っている。

宮崎正弘の国際ニュース・早読みより

中国はしきりにデモ隊を「暴徒」との印象づけを狙った報道をしているようですが、
裏ではあっさりとデモ隊を射殺している訳です。

世界中から中国への批判の声が上がっています。
・欧州各国の外相 中国政府に「抑制と人権の尊重」求める(産経新聞)
・米政府、弾圧停止を中国に要求(産経新聞)

餃子問題にしろこの動乱にしろ、中国(少なくとも中国共産党)のこれまでの
身勝手さ、非道さ、信頼できない部分(のごく一部)がさらけ出されつつあります。

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